「漫画版」アレスの天秤をオススメしたいわけ
現在放送中のイナズマイレブンオリオンの刻印。この記事を書いている(2018/11/17)7話放送時点でエースストライカーが負傷し、司令塔が冤罪ドーピング疑惑で連行され、新人が刃物で刺され、更に次回予告でキャプテンが逮捕されると言う最早何のアニメか分からないようなとんでもない展開の数々で物議を醸している本作。
しかし荒れている、と言うのもつい最近始まった事では無い。記憶に新しいアレスの天秤の時からイナズマイレブン新シリーズは常に荒れ続けていた。ゲームも発売しておらず、アレスに触れること自体タブーのようになっている昨今。
オリオンで記憶が薄れてしまっているが、アレスの完成度に納得出来なかった人も多いのではないだろうか?そういう人にこそオススメしたい作品。それこそが「漫画版 イナズマイレブンアレスの天秤」である。
・概要
漫画版アレスの天秤はコロコロコミックにておおばあつし先生が連載中の作品である。昔連載していたやぶてん版イナズマイレブン*1と同じく進度は大幅に遅れておりまだ星章戦の途中である。*2
一体何が面白いのか?アレスに満足出来なかった人でも楽しめるのか?それを1つずつ説明していこう。
・読んで欲しい理由
①作者、おおばあつし先生のイナズマイレブン愛
本漫画を語る上で知っておかなければならないのが、作者であるおおば先生はイナズマイレブンが大好きと言う事である。こう言った企業連携が絡む漫画は本人の意志に関係なく画力、構成力等に長けた新人作家を編集の方で選ぶ事が多く、当然ながら作品理解と言うものは欠けている事が多い。しかしおおば先生は違う。御本人のTwitter→(https://twitter.com/atu_osushi?s=09)を見て頂くと分かる通り、毎週イナズマイレブンの放送に合わせて自主的にイラストを投稿している他、GO.無印に登場した過去キャラのイラストを不定期に投稿する事もある。当たり前だがこれはおおば先生が勝手に書いているものなので金銭が発生する訳でもない。過去のイナズマイレブンをしっかり見て、その熱や、意志をしっかりと分かっている人間の書く漫画が面白くない筈が無いだろう。
②キャラクターの性格と関係性
アニメと漫画はここが大幅に異なっている。明日人は良くも悪くも掴みどころが無かったアニメ版と違い漫画版ではシンプルなサッカー馬鹿で、無印1期の円堂のような性格。灰崎は「敵としての凄み、怖さ」がこれでもかと強調されており立ち向かうべきライバルである事を否が応でも認識させてくれる。
また、帝国は内部で色々あったアニメと違い単純に悪役として描かれる。これは敵を掘り下げる余裕がない、と言うよりかはあくまで雷門が主人公であると言う硬い意思の表れに他ならず、また原作で善人であった佐久間、風丸には悪質なプレーをさせていない事からも、おおば先生の作品理解が深い事が分かる。雷門が主人公!灰崎はライバル!と言うアニメ本編とは違った良さがある、明瞭な、コロコロコミックらしい関係性が漫画版の魅力である。
③熱血・努力
アニメのアレスは序盤はちゃんと努力描写があったものの終盤以降、次第にその描写が減っていき視聴者が感情移入できないという自体を招いてしまった。しかし漫画版はそうではなく、ちゃんと努力している。それこそ、昔のイナズマイレブンの様に体がボロボロになるまで特訓を重ねる。前述した明日人と灰崎の関係もあり、純粋に雷門を応援したくなるような造りになっている。
特に漫画版限定キャラ、京野球太覚醒シーンは必見。
全体として無印1期を強く踏襲してると感じられ、アレスにそういったものを求めていた人に対しては1番のセールスポイントになる。
④日和君が可愛い
伊那国雷門の癒し、日和君の圧倒的可愛さも漫画版の魅力である。アニメ版でも可愛かったが漫画版もまた違った良さがあり、下の画像の今にもどっか飛んでいきそうな顔も可愛い。筆者がショタコンになるのも仕方の無い事だと言えよう。
・まとめ
日和君は可愛い
漫画版は〝 買い〟。
やっと揃ったオレブン。ゲーム版のチームはこれ+MF誰か&GKクララ様でやろうと思ってます。